1. >
  2. >
  3. 遺品の処分
ベンチに座る老夫婦

遺品の処分

高齢者社会に向かい、遺品の処分をしなければならないと考えている人たちも少なくはありません。
しかし、一番何をどうしていいか判らない処分なのではないでしょうか。

故人のことが忘れられなくて、一つ一つのものに対して、思い出がつまり、何一つ捨てることが出来ないかもしれませんし、故人が長年住んだ家の中を整理するのは、本当に体力的にも苦痛であり、整理しなければならない人たちも、高齢化してしまっているのです。
まずは、遺品整理についてしっかりと学ぶことが大切です。

遺品整理をする環境

誰もが、すぐに処分を始めなければならないという訳ではありません。
遺品整理をしなければならない環境は人それぞれです。

法律で、こうと遺品の整理の方法が決定されている訳ではありませんが、故人が亡くなり心の整理のためにも、遺品整理は有効な方法のひとつかもしれません。
何かきっかけを見つけなければ、ずるずるといつまでも悲しみを背負いこんでしまうことになります。

遺品整理をすれば、新しい人生の一歩をスタートさせること出来ることもあります。
中でも、故人が賃貸物件に住んでいたという場合は、スピーディーに遺品整理をしなければ月々の家賃が発生してしまうので、気持ちの整理がついてからという呑気なことは言っていられません。

遺言書の問題

ただし、遺品整理には、いろいろ注意をしなければならない問題があります。
その一つとして、故人が遺言書を書いていた場合は注意が必要です。

遺品整理をしている時に、遺言書が見つかる場合もあるので、封印されていた場合は勝手に開けることはできません。

勝手に開けてしまった場合、5万円以下の罰金が課せられる可能性がありますので注意が必要です。

遺言書を発見した場合は、家庭裁判所に持っていき、相続人立ち合いの元で開封しなけれならないです。

整理が難しいものは専門家へ頼む

故人の悲しみがまだ収まっていない場合、無理に整理しようという気持ちを持てば、必要なものも捨ててしまう可能性があります。
新しいスタートのためには遺品整理はするべきですが、よく考えて行動しましょう。

特に、絵画など整理に困るものも出てくるかもしれません。
そのような場合には、絵画などを専門に買取してくれる業者がありますので、一度査定に出してみるというのも一つの方法です。
それぞれのジャンルの専門家が査定を行ってくれるので、もし売却するとしても適正な価格を提示してもらえます。

遺品整理は、自分一人の問題ではありません。
遺品整理を勝手にしてしまい、後々親戚などとのトラブルの火種となる可能性もありますので、家族間でよく相談をするようにしてください。